バックギャモンは知らなきゃ損する3億人に愛されているゲーム

バックギャモン
バックギャモン

世の中には数多くのテーブルゲームが存在していますが、その中でも世界中で高い人気を誇っているものと言えばバックギャモンが挙げられます。

日本ではあまり聞きなれないテーブルゲームですが、実は世界では3億人以上の愛好家がいると言われているほどの人気で、日本にも愛好家が集まった協会が設立されています。

バックギャモンは西洋版のボードゲーム?

西洋版のボードゲーム?
西洋版のボードゲーム?

バックギャモンは簡単に言えば西洋版の双六のようなもので、シンプルな形をした専用のボードを用いて複数人でゲームを進めていきます。

日本の双六の場合、サイコロを振って出た目の数だけ進むため運の要素が強いですが、バックギャモンの場合は同じくサイコロを振るにも関わらず、勝利するためには実力も相当必要になってきます。

経験や戦略性が重要となる双六といった具合で、確率やリスク分析をいかにうまく行えるかによって勝敗が決まるとされています。
実力次第では勝ち続けることもできるので、単純な双六よりもゲーム性が高く、ハマってしまう人が多いのです。

歴史のあるテーブルゲームバックギャモン

ドミノ
ドミノ

バックギャモンは歴史の非常に古いテーブルゲームとしても知られており、その起源は紀元前32世紀頃まで遡ります。

5世紀頃には既に現在とほぼ変わらないスタイルにまで進化していたとされ、奈良時代には日本にまで伝来していました。
その後様々なルール改正などを繰り返して現在の形に落ち着き、トランプやチェス、ドミノと並んで世界四大遊戯の一角を担うほどになっています。
日本でも約10万人ほどの競技人口がいるとされ、優勝賞金1,000万円という世界大会まで開催されています。

日本人もこれまでに世界大会で優勝した人がいますが、わずか数人ほどしかおらず、いかに競技人口が多く勝ち抜くのが難しいかが窺えます。

実際にバックギャモンで遊んでみよう

歴史のあるテーブルゲームバックギャモン
歴史のあるテーブルゲームバックギャモン

実際にプレーする場合、専用のボードを使用します。
ボードには合計24個の三角形が描かれており、6個が一つのグループになっています。

グループは全部で4つあり、自分と対戦相手で色違いの駒がそれぞれ15個ずつ割り振られて配置されます。

自分から見て手前右側の三角形のグループをインナー、手前左側をアウターと呼びます。
奥の右側は対戦相手のインナー、奥の左側は対戦相手のアウターということになります。
中央にはバーと呼ばれるしきりがあり、自分の駒を反時計回りに動かしていくことになります。
サイコロを2つ振って目を出し、その数字に従って自分の駒をインナーへ動かします。
進めるにしたがってどんどん駒が自分のインナーに集まることになり、その都度自分の駒を1枚撤去することができます。
先に全部の駒を無くしたほうが勝ちとなるので、できるだけ大きな数字を出して早めに駒をインナーに移すことが重要となります。

バックギャモンの駒の進め方

バックギャモンの駒の進め方
バックギャモンの駒の進め方

具体的な駒の進め方を説明すると、仮にサイコロで5と3という数を出した場合、どれか1つの駒を5つ進めたうえで更に3つ進めても良いですし、5つ進めたのとは別の駒を3つ進めることも可能です。
基本的にどのように進めても良いのですが、対戦相手の駒が2つ以上既にある場所には移動させることができません。
つまり、対戦相手の駒を進めさせないためには駒を2つ重ねて進路を邪魔する必要があり、これをポイントを作ると言います。
いかにうまくポイントを作るかが勝敗のカギとなるので、将棋のように駒の動きを予測して先手を打っておく分析力も必要になります。

また、サイコロを2つ振った際に同じ数字が出た場合、ゾロ目の特典として目の数を4度使用して駒を動かすことが可能です。自由に使えるというわけではなく、動かすことのできる駒があるなら全て使い切らなくてはならないので、メリットばかりとは言えません。
駒を進める計画が乱れてしまうこともあるので、それを踏まえて戦略を立て直していく必要もあります。

簡単で奥の深いゲームバックギャモン

簡単で奥の深いゲームバックギャモン
簡単で奥の深いゲームバックギャモン

このように一見すると分かりにくく複雑なルールのように見えますが、チェスや将棋のように慣れてさえしまえば決して難しいものではありません。

大会など公の場でプレーする時にはマナーもあるとされていますが、サイコロを振る際にカップに入れたうえで3回以上振ることや駒は片方の手で行うなど簡単なマナーばかりなので、過剰に心配する必要はありません。最近ではコンピュータを相手にして対戦することもできますし、ルール内容などをまとめた書籍や動画も多数取り扱われているので、身近にバックギャモンの愛好者がいなくても楽しむことができます。日本のバックギャモンを統括している協会では定期的にトーナメント大会や講座、定例会などが開催されているので、気になる場合はチェックしてみると良いでしょう。海外では実に高い人気を誇っているため、ルールややり方を知っておくと海外の人とコミュニケーションを取るきっかけとしても役立ちます。知れば知るほど奥深く、戦略性の高いゲームなので、チェスや将棋が好きな人ならハマってしまうこと間違いありません。

まずは協会のホームページなどでルールを学び、知識を付けていきましょう。

印刷するだけで遊べるバックギャモンセット

投稿者プロフィール

昔のおもちゃアルバム編集長
昔のおもちゃアルバム編集長
昔のおもちゃアルバム編集長
昔のおもちゃアルバムを編集している編集長。「別館」「本館」ともに今でも遊べる楽しいおもちゃや遊び方を広めています。知育に必要なアイテムもオリジナルで作ればもっと楽しくなります。好きを形に!をモットーに楽しいサービスを提供しています。
by おもちゃアルバム

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